フィアッセの触角の謎!!?〜その2〜(ジャンル:ギャグのつもり)


※このSSは「フィアッセの触角の謎!!?」のシリーズ物(?)です。



 まあつまりは、触角ネタです(マテ
 シリーズ物にしてしまった理由は、
 MSNメッセンジャーでとある人との会話で出た。と言うよりは
 なにより作者がシリーズ物にしたかったからです!!(オイ
 ALLEND,もしくはご都合ENDと呼ばれるものです(マテマテ
 (たとえばフィアッセENDだとあまりに忍と縁がないんで、忍が出しにくいとか…)
 それで勿論1や2もご都合ENDということで…(^^;
 さざなみ寮との接点は、那美経由で、そのおかげでさざなみ寮の人とは全員知り合いです。
 1のメンバーとは唯子繋がりで全員と知り合いです。
 (みんなで宴会でもやって親しくなった…と考えていただくと幸いです…)
 そんな設定で宜しければ、最後までお読みください…
 やはりですが、レンの関西弁がおかしいかもしれません…





         
━━━━━とある朝━━━━━
 朝の鍛錬から恭也と美由希が帰ってきて、珍しくフィアッセがいない食事の席でのこと…
 美由希がふと疑問に思ったことを恭也に尋ねた。


  「恭ちゃん。あのさ、この間のことでちょっと疑問に思ったことがあるんだけど…」  


「ん?朝からどうした?」   


「フィアッセの触角ってさ、多分だけど付けた人は周りからフィアッセに見えるんだよね?」   


「それが如何した?」  


「じゃあさ、もしも恭ちゃんがフィアッセの触角を付けて一日過ごしたら、
 みんな恭ちゃんのことフィアッセと勘違いするのかな?」    



 美由希のその一言に、居間の空気がほんの一瞬だが凍りついた・・・
 だがすぐに思い思いの意見を出し合う。
 だがほとんどの意見が美由希の意見を否定するようなものだった。  


「美由希…、そんなくだらない事をいちいち考えるな」  


 恭也のキツイ一言に美由希は心の中でだが


(恭ちゃん、ひどいよー)


 ・・・と思った。  


「いやぁ、美由希ちゃん。俺もそれはないと思うんだけど…」  


 晶もさっそく意見を言った。  


(晶まで…)  


「そうですわ〜、触角を付けたからて、お師匠は一応男の人なんですよ?」   


(それは分かっているんだけど、気になったからいいじゃない。)   


 レンが晶の意見に便乗する形で発言する。  


「おねえちゃん、なのはもそれは無理だと思うんですけど…」   


 なのはもしっかりと否定する発言をしている。  


「ううぅ、ウチの家族はいじめっこ…」


 美由希はほとんどの人から自分の意見を否定されたんで、
 かなりテンションが低くなって部屋の隅のほうでいじけている。
 みんなはそんな美由希のことはほっといて食事に戻っている。
 ・・・が、一人だけ美由希の発言を聞いて楽しそうな事を考えている人がいた・・・  


「ふふふふふ…」


 その人は言わずと知れた高町家の大黒柱、桃子さんである。
 ・・・がその光景といったら、明らかに怪しい雰囲気を出していた・・・
 そんな桃子さんの姿に高町家の面々(特に恭也)は、不安を覚えるのだった・・・  


 


 


     
━━━━━後日━━━━━
「と言う訳で、今日一日、恭也はフィアッセの触角を着けて一日を過ごしなさい」



 桃子さんは恭也とフィアッセを呼び出して、いきなりこう言い出した。
 勿論、恭也はこの頼みを承諾すると、後々厄介な事になるのは目に見えているので、断る事にした。


                    「かーさん、あれの言った下らないことを実行するために、俺とフィアッセをいきなり呼び出したのか…?」       


              「恭也?何のことかよく分からないんだけど?」             


         そう言って困惑しているフィアッセに、恭也はこの間の朝の会話をフィアッセに話した・・・


                       一通りだが、説明し終わるとフィアッセが、


                     「んー、周りがどんなリアクションをするかは気になるけどねぇ…」


                      と言ったので、すかさず恭也が、    


                     「フィアッセも乗り気じゃないから諦めてくれ、かーさん」


  「桃子さんは見てみたいの!いいじゃない、減るものでもないし…ね」  


    ・・・と結局桃子さんに押し切られる形になって、渋々だが次の日曜に実行することになった・・・









━━━━━日曜━━━━━
 恭也はあまり乗り気ではなかったので、かなり不満があったが、相手が桃子さん
(と言うか美由希以外のほとんどの女性に弱いのだが…)
 だったので、既に諦めているし、
 恭也はこんなくだらないことがあるわけない・・・と内心思っていた。  



 桃子さんは恭也に人の多い所をうろつくようにと言ったが、
 恭也は自分の触角を着けている姿を万が一にも知り合い(特に真雪とリスティ)に見られたくないので、
 適当な所をうろうろする予定だ。


 公園などはこのSSでは知り合いとのエンカウント率(?)が非常に高い設定になっているので(笑
 無論そこには行くつもりは無い。



 ・・・かと言って今日一日を無駄に過ごすのも何か勿体無い気がしたので、
 商店街をぶらぶらしながら井関に寄る予定になった。 


  「ふむ、そろそろ行くか」


 恭也がそう言って商店街に入ったら、なにやら周りが騒がしい事に気が付いた。


(ん、周りが騒がしいな・・・)


 恭也がそう思っていたら、若い女性2人組みに話し掛けられた。  


「あの〜、すいません。フィアッセさんですよね。サインもらえませんか?」


「ついでに握手とかしてもらえるとありがたいんですけど…」  


 会話を聞いていた人達がさらに騒がしくなってきた。


「もしかして、あの光の歌姫か?」  


「ほんとだ〜、カメラが無いのが悔しいね…」


 ここにいてはまずいと御神の剣士としての勘が告げているような気がして、
 恭也は神速を使ってその場から離脱した・・・


(まさか本当にフィアッセと勘違いしているのか?)  


 恭也は内心信じられなかったが、早く離れないと厄介な事になりそうなので、
 すぐに井関に行く事にした。  


 


 


     ・・・が井関に行く途中で、買い物途中だったゆうひとエンカウント(?)してしまった。(笑
 しかも、有名人になっても、変装などまったくしていない・・・
 ・・・なのだが、周りの人達は、何故だか知らないが気付いていないようだ・・・  


 世界的な有名人で『天使のソプラノ』と言う二つ名を持つゆうひは、
 こんな街中だろうと誘拐される可能性が無いとも言い切れないのに、
 ボディガードすらつけていないみたいなので、(周りにそれらしい人物を恭也は確認出来なかった)
 そんなゆうひに注意を促そうと思い、声を掛けることにした・・・  


「あの、ゆうひさん?」
 恭也が恐る恐る声を掛けると、ゆうひはこちらを向いてきて嬉しそうに話しかけてきた。


  「おー、なんやフィー♪久しぶりやねぇ。いつこっちに帰ってきてたん?
 それにそんな他人行儀な話し方せんでもええやんか、久しぶりの親友との再会やのに…」
 思わぬところでの親友との再会に、ゆうひはかなり嬉しそうな表情で話しかけてくるが、
 恭也(ゆうひから見たらフィアッセに見えている)の反応にご立腹のようだ・・・  


 恭也もまさかフィアッセの親友であるゆうひにまで、
 自分とフィアッセの区別がつかないとは思わなかったので、
 内心かなり悔しがっていた・・・  


 ・・・がここは恭也、そんな仕草はまったく見せずにゆうひに対応しようとした。  


「ゆうひさん、いくら街中とはいえ、ゆうひさんほどの有名人が無防備すぎます!
 せめて変装とかしてください!誘拐でもされたらどうするんですか!」


 そんな恭也の発言をゆうひは顔をしかめながら聞いていたが、


   「なんやフィー、そんな小言みたいなんわ。まるでイリヤみたいや、似合わへんで」  


 そんなゆうひの言葉に、恭也は更に続けて、  


「いいですか?ゆうひさんは何時狙われてもおかしくない人なんです!
 せめてボディガードの人達と行動を共にしてください!」  


 ゆうひは恭也の発言に呆れながら、


  「なんや、もうからかわんといてや。同じネタを引っ張ると関西人には受けへんで〜。
 ウチはこの後耕介くんといっしょにウインドウショピングするんや。
 そんでもって今時間が無いねん、そやからもう行くわ〜、フィー、また明日や!」  


 といって商店街の方向に走り出してった・・・
 そんなゆうひを呆然としながら見ていた恭也は心の中で、


(本当にこの触覚(?)を着けていたら美由希の言うとおりになってしまっている・・・
 まさかゆうひさんにまでフィアッセと勘違いされてしまうとはな・・・)  


 とげんなりしながら井関にあらためて向かうのだった・・・  


 


      (さすがに此処なら俺の事には気がつくはず)  


 不安を振り払うかのように恭也は井関に入っていった


           「あれ?フィアッセさん。今日は恭也君はどうしたんだい?」    


 井関に着いたらいきなりそのようなことを言われた。  


                        (やっぱり此処でも気付いてもらえないのか?!)


「ええと、俺が恭也なんですが…」  


 恭也がそうやって言うと、


「フィアッセさん、恭也君なら此処にはいないよ?」     


 と返されてしまった・・・  


「今日は確かに来るとは言っていたけど、」  


「いえ、ですから俺が恭也…」


「あっはっは、フィアッセさん冗談が好きだねぇ。流石に上客を間違えたりはしないよ」   


 またもや親しい人にフィアッセと勘違いされたので、恭也はすごくショックを受けた。                     


 ・・・がここで引き下がる訳にもいかなかったので、
 とっさに恭也はフィアッセの触覚を外すことにした。  


 ・・・そしたら、


「あれ?恭也君、何時の間にいたんだ。今日は確か八影を研げばいいんだったね」  


 ・・・と普通に返事が返ってきた。
 そのあまりにも分かりやすい対応の違いに、
 かなり疲れが溜まった恭也だった・・・ 


   そんな今日一日の疲れや苛立ちを夜の鍛錬で美由希にぶつける事にした恭也は
 意気消沈と家に帰っていった・・・


 



    後書き
 ども、永遠の初心者SS書きのさすらいの迷子です。
 作者の勝手な野望のより、遂に「フィアッセの触角の謎!!?」をシリーズ化しました。


 
 まー、一応改正しましたが、まだまだ至らぬ所だらけです。
 いろんな人の意見を取り入れたつもりなんですが、
 まだ人の意見をちゃんと自分の中に取り入れれるほどに、  
 「自分としての意見」がまとめれていないと言うか…
 つまりは、うまく表現できれていないと言う事です(マテ  



 最後にですが、作者のSSを最後まで読んで頂いてありがとうございます。
 「フィアッセの触角の謎!!?」はもう少し続く予定です。  


 それでは、ごきげんよう






いや……なんていうか、ネタですね〜〜。

恭也があれを付けてるところはちょっと絵で見てみたいきが……。

でわ〜〜


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