とらいあんぐるハートSS



夏の日々



「あついね〜お兄ちゃん〜」

「ああ・・・この頃は特に暑くなってきたな」

縁側で麦茶を飲む少女に
庭で盆栽をみている青年がいる

高町家の長男、恭也と次女のなのはだ。

ちなみにかあさんはフィアッセと一緒に翠屋で仕事中だし
美由希は昨日から那美さんの所に泊まっている、真雪さんに弄られなければいいが・・・
晶は道場、レンは友達の家に遊びに行っている。



「そうだ、なのは」

お気に入りの松の木を、手に持ったはさみで整えつつ恭也が声をかける

「うにゃ?何?おにいちゃん」

「丁度、物入りでなデパートに行こうと思うのだが・・・一緒にいくか?」

なのはは少し考え・・・

「デパート涼しいよね〜うん!お兄ちゃんと一緒にお買い物いく!」

と元気ななのはに、恭也は少し微笑む。

「では、用意してくるといい・・・俺も着替えてくるとしよう」

「うん!まっててねおにいちゃん!」

「急がなくてもよいぞ、時間はまだあるからな」

うん〜といいつつなのはは、走って部屋に戻っていった



トントンッ・・・



素早く着替え、玄関で靴を履いていたところに

「おまたせ、お兄ちゃん♪」

なのはがやって来た。

「ああ、準備できたか?なのは」

「ばっちりだよ」

「そうか・・・む、帽子が曲がっている・・・」

帽子の向きを直す恭也

「ありがとう♪おにいちゃん」

「うむ・・・ではいくとするか」

きちんと鍵をかけないとな・・・
家の鍵がかかったことを確認した恭也はなのはと手を繋ぎ家を後にした



目的地であるデパートに行く前に翠屋によることにした

「いらっしゃいませ〜・・・あ、恭也、なのは♪」

「こんにちは〜」

「フィアッセ、どうだ今日は」

「ん〜・・・それなりにお客さんはいってるけど、まだそんなに忙しくないよ〜」

「そうか」

「それよりどうしたの恭也?今日はシフト入ってなかったよね?」

「ああ・・・ちょっと買い物にな・・・家に誰もいないし、留守にすることかーさんに言っておこうと思って」

「そうなんだ、それじゃちょっとまってね」



桃子〜っと厨房の方に声をかけつつ奥にはいっていく高町家の長女的存在

「どうしたのフィアッセ・・・あ、恭也、なのは〜♪」

「おかーさん♪」

「かーさん」 なのはと恭也に微笑みかける高町家大黒柱の桃子

「ん、なのは恭也と一緒にどこかいくの?」

「お兄ちゃんとお買い物いくの♪」

「そうなの〜よかったね、なのは〜♪」 そういってなのはの頭を撫でる桃子。
「うんっ」となのはも嬉しそうに微笑む。

「それじゃ、お小遣いあげないとね〜はい、なのは」

「あやや、ありがとうお母さん♪」

「恭也は?」

「俺はいいよ、手伝いでも貰ってるし・・・」

「そぉ?でも何か欲しいときには言いなさいよ、ちゃんとお小遣いあげるから」

「ああ」っと恭也が微笑む。

この頃、自然と笑顔が出るようになった恭也

少し周りが静かになる。
周りを見まわしてみると、なにやら顔を赤くした母さんにフィアッセ

「おに〜ちゃん、そういうのは気を付けたほうがいいよ」
と苦笑いしているなのは

・・・俺が何かしたのだろうか?

よくわからないが・・・と腕時計をみると時刻は1時32分

「おっと・・・もうこんな時間か・・・なのは、遅くならないうちにいくか」

「うん!それじゃいってきますおかーさん、フィアッセさん」

なのはのその言葉ですこし元に戻った二人は

「あ・・・え、ええ行ってらっしゃいなのは」

「う、うん、いってらっしゃい」

それじゃと恭也は再びなのはの手をとり、翠屋を後にした。





店内ではまだ顔を赤くしている店長、チーフウエイトレスに

「いまのみた〜?」

「見た見た!すっごく格好良かったよね〜〜」

「あ〜〜・・・カメラ付き携帯に変えとけばよかった・・・」

「恭也様〜はぅ〜」



というお客達さんに

「相変わらずだね〜恭也君は」

と厨房で一部始終眺めていた松尾さんがそう呟いていたことを
恭也は知る由もなかった










初めまして緋村恭介です。

始めてSSというものを書いてみました。
なんというか・・・自分で見てもわかるように未熟ですねぇ・・・
夏の一日というのをほのぼので作ってみたかったんですが・・・なんとも微妙

次回があれば少しは頑張ってみようと思いますので宜しくお願いいたします。

このSSはいつも楽しいSSを拝見させて頂いているタカさんにささげます。

実はこの夏の日々というSSは続き物として考えていますので
このSSで何かしら反応が頂けたら続きを書いてみようと思っています。
誤字、脱字、ご感想などありましたら遠慮なくズバッと!こちらまで宜しくお願いいたします。

kyosuke_himura@hotmail.com

では失礼致します。緋村恭介でした。










感想でございまする〜〜。
いや〜とても暖かな空気の伝わる、作品ですね。
こういったの大好きです♪
私のような物にこんなにほのぼのとしたいい作品を送って頂けるなんて幸せであります
でわ〜



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