『想い』







矢を番(つが)え 弓を引き 説くは神咲の理(ことわり)
  弦(つる)を弾き 奏でるは 貴方への歌
 
遠き地にて 想う心を 届けんがため
詞もなく ただ紡ぐ

春には桜 舞い散る花びらに貴方を想い 
出会いを運ぶ風に ただ髪を弄ばせる

夏には生い茂る草花 時折涼を運ぶ一吹き風と木々の作る影
空を見上げては ただ貴方を想う

秋には紅葉 色付く山々を眺めては
夕暮れ空に貴方を想い 私の頬も紅く色付かせる

冬には雪 あたり一面を白く白く染めていく
しんしんと降り積もるその様に 私の貴方への想いも積らせる








刃(やいば)を突き立てて 全てを斬り裂き 守るは御神の理(ことわり)
刀を構え 舞いて語るは 貴女への想い
遠き地にて 君想う心を 伝えんがため
形もなく ただ舞う

春には陽射し 柔らかく降りそそぐ日の光に貴女を想い
優しく包み込む風に その身を委ねる

夏には空 果てしなく高く広く貴女の元へと繋がっていく
流れる雲を見上げては ただ貴女の元へと

秋には空に浮ぶ月 蒼白き月光をこの身に受けては
月夜に貴女を想い 胸を痛ませる

冬には闇夜に輝く星 暗闇の中 行く先を優しく照らし出す
煌々と輝くその様に 貴女の影を重ね見る







再び出会いし彼の者たち 行く先が例え茨の道なれど
横を歩くは 愛しき者
共に歩むは 守る者
なれば その先が例え闇でも 共に行くならば その先は闇にあらず
一条の光を抱いて 共に歩み行かん




おわり








<あとがき> にはははは。
美姫 「笑って誤魔化すな!」
いてっ!ま、まあこれは例によって、たまにやる心情というか詩的というか。
そういった感じのSSです。
美姫 「とりあえず、葉弓と恭也なのよね」
うん。タカさんからのリクエスト、とはちょっと違うな。
好きなキャラは?って聞いたら、葉弓って言ってたから。
美姫 「それで出来たSSがこれなのよね」
あきれるなよ〜。
とりあえず、これはこれでお納めください〜。
美姫 「じゃあね♪」





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